今回の記事では「転勤族の子供はかわいそう?特徴や学力といじめの可能性もある?」と題して、私が今いちばん気になっている「転勤族の子供」についてお伝えしていきます。
私たち家族は、夫の仕事の関係で全国を引越して回っています。
長男の子育てが始まったばかりの頃は、頼れる実家から遠く離れた知り合いのいない土地で、転勤族の寂しさや大変さを痛感していました。
そのために子供たちには今住んでいる場所で、いい思い出をたくさん残してあげたいと思っています。
私の子供たちはまだ小さいですが、これから幼稚園・小学校と進むにつれて引越しをくり返すことが子供にどんな影響があるのか気になっています。
私が特に気になっているのは以下の点です
- 転勤族の子供はかわいそう?
- 転勤族の子供の特徴って?
- 転勤族の子供の学力は?
- 転勤族の子供はいじめの標的になる?
- 転勤族の子供は親を恨むの?
そこで今回、同じ悩みを持つ読者様へ私の考えなどをお伝えしていきたいと思います!
転勤族の子供はかわいそうなの?
「転勤が多くて子供がかわいそうね」周りの人から、このような心無い言葉を投げかけられてショックを受けたことはありませんか?
私は「転勤族の子供はかわいそう」と感じたことは無かったのですが、周囲の人から「かわいそう」に見えるのかと違和感を覚えた経験があります。
そこで、本当に「転勤族の子供はかわいそうなのか?」調査しました。
親が転勤族だった人の意見を紹介
それでは、実際に親が転勤族だった人のリアルな意見を紹介しますね。
物事にはどんなことにもプラスの面とマイナスの面がありますよね。
マイナスの面ばかりに目を向けていては、辛くなるばかりです。
しかし、親が転勤族だった人たちは「マイナスをプラスに転じるにはどうすればいいのか」考えていると感じました。
良かった経験
- 全国に友達ができた
- 人と仲良くなるのが早い
- 色々な価値観の人がいることに気づけた
良かった経験談を調査してみると、多かった意見は「新しい環境に慣れやすい」というものでした。
接するお友達の人数が必然的に多くなる分、様々な考えや価値観を持つお友達に接する機会も増え、仲良くする方法も身に付きやすくなるとも言えます。
もちろん本人が懸命に努力した結果でしょうが、この経験は一生の宝になりますね。
辛かった経験
- 何事もあきらめが早くなった
- 親に心配を掛けないように本音が言えなかった
- 方言をからかわれた経験が辛かった
辛かった経験談を調査してみると、胸が痛くなるような意見が寄せられています。
方言などは生活していくうちに新しい土地の言葉に慣れるものです。
ひとつの個性ととらえて、子供にも気にしないように言って聞かせたいですね。
周りと違っていることが「辛い経験」にならないように、親は「価値観は人それぞれ違う」ことを教えるチャンスにしましょう。
親から見た子供の様子は?
親から見ても子供は新しい環境に馴染もうと必死に頑張っていることが分かります。
トラブルを抱えていても、子供は親に心配を掛けまいと明るく振舞うこともあるようです。
親は注意深く子供を見守りたいですね。
親自身の不安やストレスを子供に見せないように注意しましょう。
転勤族の子供の特徴や学力は?
それでは、転勤族の子供に共通する特徴はあるのでしょうか?
確実に言えることは、転勤族の子供は引越しの回数だけ人生経験を積んでいるということです。
ネガティブな印象が多い子供の転校ですが、前向きにいい面に目を向けて見たいですね!
転校生の特徴ってある?
親の仕事の都合で転校をくり返していると、子供にも少なからず影響があります。
学校生活を円滑に送れるように、子供なりに努力しているのでしょう。
ここでは、転校が多い子供の特徴を3つ挙げてみます。
適応能力が高い
新しい環境に慣れるには、大人でもストレスがかかるものですよね。
子供もクラスに慣れるように、新しい友達がすぐにできるように環境に順応しようとします。
そんな中で徐々に新しい環境に適応する能力が高くなっていきます。
家族のつながりが強い
転勤族の子供は、家族単位で住む場所を何度も移動します。
引っ越しの準備や新しい土地に馴染むまでのストレスなどを家族で協力して乗り越える感覚が強くなります。
仲良くなった友達がいても引っ越して縁が切れてしまう場合もあるでしょうし、子供にとって結局頼れるのは家族という思いを持つようになります。
我が家も家族のつながりがとても強いです。
実家に定期的に帰省することもあって、実家も含めた家族のつながりが強くなったと感じています。
自立が早い
引っ越しは、親にとっても一大事です。
引っ越した先でも新しい仕事に慣れるように、新しい土地に馴染むように、親にも大きなプレッシャーがかかっています。
そんな親の様子を子供はよく見ています。
そのため親に心配をかけないように「自分のことは自分で」と親の手を離れ、自立した考えをもつようになります。
転校生の学力の問題は?
子供が低学年のうちは転校をくりかえしても、学力に大きな差は出ないでしょう。
心配なのは小学校4年生ぐらいからでしょうか。
地域によって使っている教科書も違いますし、先生によって授業の進め方も違いますね。
転校してからは、すでに学習した部分をまた習ったり、重要な部分の授業を受けるチャンスが抜けてしまったり。
そんな場合、大切なのは家庭学習です。
基礎学力だけは落とさないように、家庭で子供の学習をサポートしてあげることが必要になってきます。
大きな役割を果たすのは、子供と接する時間が長い母親です。
私は在宅で仕事をしているので、子供と一緒にいる時間が取れることはとてもありがたいことです。
そもそも転勤族の妻は、いつ引越すかわからないので外に働きに出ることが難しいですよね。
その分、子供が学習への興味を失わないように家庭内で話をしたり、場合によっては塾に通わせるなど子供の学力の問題に気を配っていった方がいいと言えそうです。
転勤族の子供はいじめの可能性もある?
転勤族の子供だからいじめにあうと決めつけることはできません。
しかし、転校生というのは注目されるものですよね。
そのために、何かちょっとしたきっかけがあれば、いじめの標的にされやすいという面があります。
親にできることは、転校する前に学校をよくリサーチすることでしょう。
地方の閉鎖的な土地にある学校だと、子供が仲間に入っていくのに苦労してしまいます。
逆に都会の転校生が多いような学校だと、受け入れてもらいやすいでしょう。
引越しの準備や家探しは大変な仕事ですが、住む場所を探すときに子供の通う学校のリサーチをすることも忘れずに!
転校は親を恨むものなの?
子供のうちは、親の仕事の都合で引っ越し、転校をしなければならないと説明されてもそれだけでは理解できない場合があります。
「せっかくできた友達と離れなければならないの?」
「新しい学校になじめるかな?」
「引っ越したくない」
子供の立場からすると、大人の都合に振り回されているように感じることがあります。
そんなときは
- 小さいうちは子供にもわかる言葉で事情を説明する
- 新しい土地への希望を話し合う
- 新しい学校になじめるように親がサポートすることを伝える
- 子供の話をよく聞く時間をつくる
このように、親子でしっかりと対話をすることが大切ですね。
まとめ
今回は「転勤族の子供はかわいそう?特徴や学力といじめの可能性もある?」と題して、お伝えしてきました。
「転勤族の子供はかわいそう」かというと、本人次第の部分が大きいので周りが決めることではないですね。
転勤族の子供には、共通する特徴がみられるようになります。
以下に3つあげています。
- 適応力が高い
- 家族のつながりが強い
- 自立が早い
これらの特徴を活かして転校をポジティブなものに変えたいですね。
転校で親が心配なのは「学力の低下」と「いじめの問題」ですので、どちらも可能な限り親が気にかけてサポートしていきましょう。
親が子供に対して最大限の配慮をしていることが伝われば、親の仕事の都合の転校であっても、子供が親を恨むことはないでしょう。
転勤族の子育てにお悩みの方の参考になれば幸いです。