今回は子宮頸管を伸ばす方法や長さの回復方法と、切迫早産で入院になる子宮頸管長の目安についてご紹介していきます。
私は2人子どもがいますが、上の子の時も下の子の時も、切迫早産と診断されて入院しました。
特に下の子の時は、切迫早産の入院の目安がわかっていたので、妊婦健診の際に産院の先生から入院宣告を受ける前に自分から入院を申し出た経緯があります。
また、子宮頸管長が短いと言われた方も、伸びれば入院を避けられる可能性もありますので、子宮頸管長を伸ばす方法や回復方法も、ぜひ読んでみてくださいね!
切迫早産で入院となる子宮頸管長の目安は?
子宮頸管とは子宮の出口のことを指します。
長い短いというのは、この子宮頸管の長さのことですね!
平均はどれくらい?
子宮頸管長の平均の長さは、一般的にこのように言われています。
妊娠30週未満であれば、35mm〜40mm
妊娠32週〜40週であれば、25mm〜32mm
妊娠週数が進んでいくと、赤ちゃんや羊水の重みも加わって少しずつ子宮頸管長が短くなっていくイメージですね!
臨月まで子宮頸管の長さも十分にあり、しっかりと閉じているならいいのですが、様々な要因があって子宮頸管長が短くなってしまうと、切迫早産との診断がされてしまいます。
入院になる目安は?
病院によっては様々ですが、週数が30週に満たない場合は、子宮頸管長が35mmを切ると自宅での安静の指示が出るところが多いみたいですね!
また、私の通っていた産婦人科では、入院の目安は25mmでした。
病院によっては、20mmに満たなければ入院という方針のところもあるようです。
私の場合
私の場合は、1人目の子の時が妊娠20週の時にできるだけ安静にとのことだったので、自宅安静を頑張っていました。
「自宅で安静」となると、家事や運動は行わず、ひたすらトイレと食事以外は横になって、安静に過ごすということになりますね。
27週で28mmと診断されて何とか入院を避けられましたが、5週間後には24mmとなり、すぐに入院となりました。
2人目を妊娠した時は?
下の子の時は、自分が切迫早産の体質だとわかっていたので、早めの里帰りをしました!
シロッカー手術等を受けるかどうかも悩みましたが、上の子が内服だけで早産せずに済んでいたこともあって医師とも話し合い、結局は手術を受けませんでした。
ですが、上の子がいながら、安静に生活するというのは困難ですよね…。
結局上の子の妊娠中のような安静生活はほとんどできませんでした。
妊娠21週の時は33mmあった子宮頸管長が24週で25mmとなり、25週で15mmになってしまいました。
医師からは「もちろん入院した方がいいけど、上のお子さんもいるから家族と相談してね」とのことで、入院した時のレベルで自宅安静を粘っていましたが、上の子の「起きて!起きて!」の催促に観念。
結局安静にすることは難しく、産院に電話をして、妊娠26週頃に入院することになりました。
子宮頸管の回復方法はある?
入院してからは、上の子の時は子宮頸管長が19mmまで短くなりましたが、その後は20〜25mmを保っていたようです。
下の子の時は、入院時の子宮頸管長は15mmでしたが、一時的に34mmまで伸びたにもかかわらず、一番短い時で33週の時に2mmまで短くなりました!
平均して、10mm前後をずっと伸び縮みしていたように思います。
毎日全く同じように過ごしていても、そして点滴も24時間体制で流れていましたが、この伸び縮みの幅がバラバラだったので、正直何が効果的なのかはわかりませんでした(涙)
気をつけるべきは、お腹の張り!
お腹の張りは、子宮の収縮によって起こります。
この子宮の収縮に痛みがつけば、陣痛です。
一度陣痛が起こると出産につながってしまうので、少しでも痛みがあれば早めに受診してくださいね!
きっかけは、重いものを持ったり、上の子を抱えたり、動き過ぎたりすると起こりやすくなるようです。
また、ストレスもお腹の張りに影響しますので、ストレスを軽減しなければなりません!
とにかく生活の中で、子宮に負担をかけないようにすること、これが大切なようですね。
産婦人科ではお腹の張りどめを処方してもらえますので、心配な方や安静の方は医師に相談して処方してもらいましょう。
私は自宅安静の時にはリトドリン(ウテメリンの後発薬)を処方してもらい、朝・昼・晩・寝る前と服用していました。
外来で出せるのは一日4錠までの分だそうで、入院していたら6錠までが服用可能だそうです!
それでも子宮頸管長が短くなったり、子宮の張りが収まらなければ入院して点滴の開始となります。
骨盤高位
お尻の下にクッションやバスタオル等を敷いて、子宮や腰を少し高くして過ごす方法です。
重力で下がり気味の内臓を少し上に上げる方法ですので、効果は期待できそうですね!
体勢がきつければ、ほんの少し気持ちいいくらいに高くしておくのでもいいそうですよ!
私は子宮頸管長に変化は見られなかったのですが、入院中はできるだけ骨盤高位の姿勢をとるように意識していました。
人によっては子宮頸管長が伸びた!という方もおられますので、やってみて損はないと思います。
ただ、お腹の張りが出てきた時は決して無理しないでくださいね!
トコちゃんベルト
切迫早産に効果的だというトコちゃんベルト。
正しい方法で着用すれば、切迫早産の予防にも、子宮頸管長の回復にも効果があるようです!
お値段は少々お高めですが、私も産院で勧められましたよ!
その存在を知る前に、私は別の産後ベルトを先に購入してしまっていました(涙)
助産師さんに現物を見てもらい、産前の今からでも似たような効果があるとのことで、産後ベルトを使用していました。
※自己判断されませんように、お気をつけください!
妊娠中はどうしても骨盤が緩くなってくることもあるので、子宮頸管長のことに限らず様々なアイテムを活用してみるのもアリですね。
こちらから購入することができますよ!
安静が一番!
子宮頸管長は回復するのかどうかという結論としては、一度短くなった子宮頸管長は回復してもまた短くなりやすくなる、ということでしょうか。
私のように、伸びたと思ったらまた短くなって妊娠36週まで入院という人もおられるでしょうし、入院して安静にしたことで、子宮頸管が伸びて退院された方もおられました。
他にも、妊娠35週で15mmになり切迫早産と診断されたけれど、自宅で安静にしていたら1週間で30mmまで回復して、安静が解除になったという方もおられましたよ。
子宮頸管の長さが完全回復できるのかわからなくても、切迫早産はやはり安静にするのが一番効果的だということですね!
直接、助産師さんに聞いたことですが、切迫早産と診断されて自分でできることは、
- 安静を保つこと
- 排便コントロール
だそうです。
子宮の負担とならないよう、便秘にならないように、また下痢をしないように気をつけていくことも、安静と同じくらい大切だということがわかりました!
まとめ
今回は「子宮頸管を伸ばす方法や長さの回復方法ある?切迫早産で入院になる子宮頸管長の目安も紹介!」と題して記事をお届けしました。
とにかく、安静にすることが一番大事なようですね!
子宮頸管長を伸ばす方法や回復方法においては、私の経験は何の説得力もありませんが、少しでも参考になれば嬉しいです!
お一人お一人、生活環境や体質が違いますので、心配なことがあれば病院に確認されてくださいね。
無事の安産をお祈りしています。