今回は、切迫流産・切迫早産で入院している方へ向けての記事をお届けします。
切迫早産入院でメンタル・ストレスも限界になった時や帰りたいときの対処法や乗り越え方についてご紹介していきたいと思います。
私は2人の子どもがいるのですが、切迫流早産の体質だったのか1人目の時も2人目の時も切迫早産で入院しました。
1人目は切迫流産の可能性も指摘されていたので、3ヶ月の自宅安静を経てから後に3週間の入院でした。
2人目の時は上の子もいたので、自宅安静が思うようにできず、約2ヶ月半の入院生活を送りました。
入院が長くなるとストレスも大きくなり、メンタルも限界になってきますよね!
今回は、ストレスへの対処法や乗り越え方もご紹介したいと思います。
切迫流早産の入院はストレスMAX!
普段通りに妊婦健診に行ったら、そこで突然の入院を伝えられた方もいらっしゃるかと思います。
思い描くマタニティライフをこれから送るつもりだったのに…!
そんな気持ちで始まった入院生活は、行動を制限されて、ましてや張り止めの薬の内服や24時間の点滴で副作用を感じる日々ともなれば、気持ちが追いついていかないものです。
楽しいマタニティライフを送っている方を見るとうらやましい気持ちでいっぱいになりますが、ここから先は人と比べることは一切やめましょうね!
だって、あなたが人と比べて幸せになるならいいのですが、今の生活にストレスを感じているならば、入院生活がさらに辛いものになってしまうからです。
いかにこのストレスを軽減するのかを一緒に考えていきましょう!
入院環境にストレスMAX!
切迫流産・切迫早産で入院されている方の悩みを伺っていくと、内容は実に様々だと感じました。
大部屋で入院生活を送られている方は、同部屋の人の生活音が気になったり、夜眠る時のイビキで眠れなかったり…直接相手に伝えられればいいですが、どうしても気を遣いますよね。
病院食が口に合わないのも、楽しみが食事だったりすると悩ましいものです。
テレビを見るのにお金がかかる病院では、自由に見られないことがストレスになり得ると思います。
同じように、スマホのデータ通信量が足りなくて通信制限がかかってしまったという方もおられました。
また、家族や上のお子さんに会いたい気持ちが強くて、会えないことが辛いという方もたくさんおられると思います。
面会に来てくれる頻度にも、不満が出てしまったりしますよね。
あと、状況が理解できていない人から「ゆっくりできていいな」と言われるのは、これはもうお説教ものです。
安静生活のしんどさは経験した人にしかわからないですよね。
また、入院費がどれくらいになるのということも気になりますね。
他にも、安静度が高い方はシャワーもかかれなかったり、髪を洗いたい時に洗えないことがストレスになってしまうのではないかと思います。
自分の体調にストレスMAX!
私の場合は個人クリニックでの入院で入院患者のほとんどが個室だったため、入院中の環境にストレスを感じることは特にありませんでした。
ですが、自分自身の体調が良くない時は、とてもしんどかったです。
点滴の差し替えが辛いというのは多くの方が体験されていましたが、私自身も徐々に血管がもたなくなってきて、点滴が漏れることがしょっちゅうありました。
点滴の針の差し替えは地味に痛いですし、生活する上で点滴自体がなにかと不便ですよね!
また、子宮頸管長が短くなって入院した私にとっては、診察の際の子宮頸管の長さに毎回一喜一憂していました。
子宮口が開いていると言われての絶対安静の方や、血圧や内臓の数値が思わしくなくて入院されておられる方も、診察の結果の度に同じ思いをされているのではないでしょうか。
個人的なことですが、入院前から咳喘息と副鼻腔炎を発症してしまった私は、寝たきりのためなかなか改善しない咳と鼻水・鼻詰まりに長いこと苦しめられました(涙)
私にとっては、これが一番のストレスだったように思います。
帰りたい時のストレスの対処法や乗り越え方は?
他にも数えきれない程に、ストレスを感じる方もいらっしゃるかと思います。
ですが、これらのストレスはほとんどが出産すれば気にならないことばかりのものです。
私がストレスMAXでもう限界だと思っていた時に、とてもお世話になっていた大好きな先輩が、早産ゆえに赤ちゃんを亡くされたということを家族から知らされました。
先輩に直接連絡をすることもできず、またどうしようもない自分の心の葛藤が苦しくて苦しくて、一人で泣くことしかできませんでした。
自分が今この入院している状況で何をすれば最善なのかは、本当はわかっているんですよね。
だけど、この状況も耐えがたい。
でも頑張って安静にし続けるしかない。
その出口のあるような、ないようなモヤモヤした思いとグルグルした思考が、きっと何よりのストレスなのかもしれません。
一番のストレスは何?
上記に挙げた様々なストレスの原因は、ひとつが一番の悩みということもあれば、複数で感じているものもあるかと思います。
ですので、入院生活の全てが嫌だ!と思う前に、ストレスの原因を細かく分けて考えていきましょう!
例えば、「点滴の差し替えはまだ我慢できるけど、隣の人のイビキは耐えがたい」ということであれば、看護師さんにお部屋を変えてほしいとお願いしたら改善するかもしれませんね!
「入院生活が長いことがしんどい、病院食以外のもっと美味しいものが食べたい」ということであれば、次の○週に入ったらご褒美のスイーツを食べる等、目標を小分けにしていくと意外と楽しみができてくると思います。
私は鼻水・鼻詰まりのストレスが一番大きかったのですが、医師に相談して漢方を処方してもらいました!
苦しい胸の内を誰かに聞いてもらうだけでも少し気持ちが軽くなりますので、頼ってみてくださいね!
いかに入院生活を楽しめるか?
楽しむ気持ちになれないときは、無理に楽しむ必要はないと思います。
でも、ストレスのことばかり考えても、決して幸せな気持ちにはなれないですよね。
ですので、そういう時には少しでもマシなメンタルでいるように意識していきましょう。
せっかくの自分だけの時間ですから、出来る限り自分の好きなことをして、自分自身を大切にしてあげてくださいね!
頑張っている自分を褒めてあげよう!
安静にするということは、はじめの方こそゆっくりできると思うものですが、精神的にも身体的にも本当に大変なことだと思います。
お腹の赤ちゃんを守るためですから頑張り続けるしかないのですが、そうやって安静生活を頑張っている自分を誰よりも認めて、褒めたたえてあげてくださいね!
そうです!
あなたは良く頑張っているのですよ!
一度限界を感じたストレスと付き合い続けるのは、並大抵のことではないのです。
産まれくるわが子との生活が始まったとき、大変だと思うことも悠々と乗り越えて、育児を楽しんでいくためのメンタルが今この時に鍛えられているのは間違いありません。
子育ては忍耐の連続だったりしますからね。
今の頑張りは子育てで報われるものと思って、過ごしていただきたいと思います。
また、上のお子さんがおられる方は、お子さんに会えないことがストレスですよね。
少しの時間でも会える時間があれば、お母さんと離れて頑張っているお子さんに愛情たっぷり接していただきたいと思います。
まとめ
どんなに大変だった日も、振り返ると懐かしく思う日が必ずきます。
上の子の切迫早産入院を経験した時は、「ストレスでもう限界!二度と切迫早産で入院なんかしたくない!」と思っていた私。
ですが、一年経った頃に「あの時はゆっくりできたなぁ」と思うほど子育てに追われてしまっていました(笑)
2人目も切迫早産で入院になった時は、もうこんな日々はこないだろうなと思って、日頃できないことばかりをして過ごしていましたよ。
「ストレスで限界!」と感じる方も多いとは思いますが、出産というゴールが用意された安静生活ですので、一日一日を乗り越えて、できるだけストレスなくお過ごしくださいね!
無事の安産をお祈りしています。
暇つぶしの方法もこちらの記事に挙げていますので、よかったら読んでみてくださいね。