ワンオペ育児で忙しく、常にてんてこまいだったあの頃。
私は「もっと要領よくできないものか」と悩んでいました。
家事も育児も全力でこなそうとする一方で、「どこを手抜きすればいいのかすらわからない…」と途方に暮れる毎日を過ごしていました。
正直、育児のその日の目標は「生存すること」だったと感じるほど、余裕がありませんでした。
家事が段取り力を鍛えるトレーニングになる
その頃に知っておきたかったのは、実は毎日の家事が段取り力を鍛えるための絶好のトレーニングだということです。
忙しい日々の中で、なんとかして時間を作りたい、もっと効率よく動けるようになりたいと思っていた私は、この段取り力を活用すれば良かったのだと、後になって気づきました。
例えば、食事の献立を考えること、食材を買い揃えること、下ごしらえをすること、調理をして盛り付けること。
この一連の作業は、ただの家事の流れに見えますが、実はすべて「段取り力」を要する作業の連続です。
これらを上手にこなすためには、効率的な手順を考え、無駄を省きながら進めていく力が必要です。
家事を分解して段取り力を向上させる
私が知っておくべきだったのは、家事は単なる作業ではなく、全てを小さなタスクに分解して計画的に進めることで、段取り力を磨くための良いトレーニングになるということです。
例えば、夕食の準備をする際も、一度にすべてのことをやろうとせず、段階ごとに分けて進めるとスムーズにいきます。
まずは献立を考え、必要な材料をリストアップ。
次に、買い物をしたらそのまま帰宅後に下ごしらえをまとめて行っておく。
ここまでしておくと、調理の際は仕上げをするだけなのでスムーズに進めることができます。
このように、家事はすべて段取り力を試されるプロセスであり、それを意識的に行うことで、自然と段取り力が鍛えられていきます。
段取り力を他の場面に応用する
段取り力が身につけば、家事だけでなく、仕事や人間関係など、生活のあらゆる面で役立ちます。
例えば、職場で大きなプロジェクトに取り組む際や、人間関係のトラブルに直面した時も、問題を一つ一つに分解し、それぞれに対処することで、大きな課題も解決できるようになります。
家事で鍛えた段取り力を活用することで、ただ目の前の問題を解決するだけでなく、将来の自分にとっての大きな武器にもなります。
ワンオペ育児で日々忙しい中でも、段取り力を意識的に鍛えていくことは、確実に自分の成長につながります。
自分時間を作るために
段取り力が向上すれば、タスクを効率的にこなせるようになり、結果として自分の時間も増やせるようになります。
これが私がワンオペ育児中にもっと早く知っておきたかったことです。
毎日の家事をただの作業と考えるのではなく、自分のスキルを高めるチャンスと捉えることで、自然と生活に余裕が生まれます。
例えば、夕食の準備を段取りよくこなすことで、夜のわずかな時間を自分のリラックスタイムに充てることができたり、早く片付けが終わることで子どもとゆっくり過ごす時間が取れたりと、小さな余裕が積み重なっていきます。
段取り力を磨いて心の余裕を手に入れよう
ワンオペ育児や忙しい日常の中で、自分の時間を作り出すのは容易ではありません。
しかし、段取り力を意識的に磨くことで、確実に生活にゆとりが生まれます。
今日からでも、毎日の家事を段取り力アップのトレーニングとして捉え、少しずつ効率化を図ってみてください。
忙しいママでも、この段取り力を活用することで、生活全体がスムーズになり、自分の時間を手に入れることができますよ。
そして、その結果として心の余裕も生まれ、より充実した毎日を送ることができるでしょう。