少しずつ幼稚園生活にも慣れてきたし、「そろそろ習い事でも」と始めてみたものの・・・
我が子が習い事でぶけてばかり!
「習い事でふざける」ことにお困りの年少の保護者の方、意外と多いのではないでしょうか?
私の親友Mちゃんが、今ではもう小学生になったお子さんが年少のころに「おふざけ」に苦労していましたので、経験談を聞いてみましたよ!
年少の子供が、習い事でふざけるのは行きたくないからなのでしょうか?
また、ふざける子供(年少)の子供に対する対処法は?
早速見ていきましょう!
子供(年少)が習い事でふざけるのは行きたくないから?
サッカー、スイミング、ピアノなど、子供に習わせたい習い事ってたくさんありますよね!
私の子供も年少の2学期から、体操教室に通っています。
でも、年少さんって意外に習い事で「ふざける」んです・・・
ふざけられると習い事の効果も薄くなりますし、周りの目もイタイ・・・
さらに、運動系の習い事の場合、ふざけることで危険にさらされてしまことも。
では、どうして年少の子供は習い事でふざけるのでしょう?
もしかして、習い事に行きたくないから?
その心理もあわせて、リサーチしていきます。
行きたくないからなの?
年少の子供がふざけるのは「習い事に行きたくないから」なのでしょうか?
確かに、お子さんの中には習い事に興味を持てずふざけてしまう子もいます。
「じゃあ、習い事は辞めたほうが良いのかな?」と思った方、ちょっと待ってください!
実は、年少の子供の多くは、「習い事に行きたくないからふざけている」わけではありません。
では、年少さんが習い事でふざけてしまうのはなぜなのか?
適切なアプローチを探すためにも、年少の子供が習い事でふざける理由を見ていきましょう。
年少の子供がふざける理由は?
年少の子供が習い事でふざけるのには、次のような理由があります。
お子さんにあてはまりそうな状況がないか、チェックしてみてください。
恥ずかしさ・不安の裏返し
年少の子供の中には、幼稚園バスに乗る時に大泣きしてしまう子がいます。
さらに、分かりやすい母子分離の場面では泣かないものの、家でグズグズしたり癇癪を起して「幼稚園ムリ~!」と訴えるタイプの子もいます。
このように年少の子供が不安を訴えるのは、母親と離れることに大きなストレスを感じるから。
これまで3年以上母親と密に過ごしてきた年少さんにとって、「母子分離」はなかなかハードルが高いものです。
それにも関わらず、年少さんの習い事は、それまでの母子同伴タイプではなく母子分離のタイプがほとんど。
また、習い事で会うお友達は家族とは違って知らないメンバーばかりです。
お母さんがいなくて不安だな・・・
知らない子ばかりで不安だな・・・
みんなの前でやるのが恥ずかしいな・・・
語彙力がまだ多くない年少さんは、そんな気持ちをうまく言葉で表現できません。
「ふざける」という行為は、子供なりの「困った!」といい気持ちの表れなのです。
関心を集めたい
習い事自体は楽しく行けているものの、関心を集めたいがためにふざける子もいます。
このよう場合、親や先生の関心を集めたくて、ふざけていると考えられます。
この「関心を集めるため」のおふざけも、実は不安や恥ずかしさが根底にあるのかも。
赤ちゃんがママの関心を引きたくて甘え泣きをするように、ついついふざけてしまうのです。
友達に合わせてふざける
習い事に来ている子供にはさまざまな性格の子がいます。
大人しい子、真面目な子、そしてふざけがちなお調子者タイプ。
ふざけているお友達、お子さんにはどう見えているでしょうか。
私の子供の場合ですが、ふざけているお友達がとっても魅力的に見えていたようで、なんと憧れの眼差しを向けていました。
1人がふざけ始めると、もう1人もそれに合わせてふざけ始め・・・
困った事態ではありますが、ひとまずうちの子がふざけているのに変わりはありません。
この場合は毅然とした態度での対処が必要です。
対処法に関しては、後ほど詳しくご説明しますね。
習い事をふざける年少さんへの対処法も紹介!
理由があるのは分かったけど、なんとか「おふざけ」をやめさせたい・・・!!
保護者の中には、そう思う方が多いはずです。
私も子供が年少さんの頃、習い事でふざけることに頭を悩ませていました。
せっかくお月謝を払っているのに・・・
送迎だって大変なのに・・・
何度帰り道でお説教したことでしょう。(泣)
そして、何回叱っても翌週にはもと通り。
その度にガックリきたものです。
「特効薬」とまではいきませんが、Mちゃんが試して効果があった方法を、いくつかまとめていきます。
対処法に困っている方は、参考にしてみてくださいね。
繰り返しやめるように説得
子供を叱る時の基本的な姿勢ではありますが、とにかく淡々と、根気よく伝え続けましょう。
- 習い事はふざける場所ではない
- ふざけてしまうと、ケガをしてしまう(周りの子がやりにくくなる)
この2点を中心に「あなたの行動は場にそぐわない」という内容を伝えてみてください。
ここでのポイントは、感情的にならないということ。
頭ごなしに叱る方法だと、子供は「叱られていること」自体に委縮するばかりで、内容が入っていきません。
しっかり目を見て、淡々と。
まずはこの方法を試して、様子を見てみましょう。
また、「うちの子はまだ言葉も達者ではないし、理解できているのかな?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
意味が完全に理解できなくても、「大人が真剣に何かを訴えている姿」から、何かを察してくれる場合もあります。
根気よく伝えてみてください。
「こうあるべき姿」を分かりやすく指導する
「○○してはいけない」という禁止の言い方よりも、具体的に「こうあるべき姿」を諭すことで、指示が通りやすくなる子もいます。
「列に並ぶ時はフニャフニャしちゃダメ!」と言うよりも、「列に並んだら背筋をぴん。お山座り。」と繰り返し伝えます。
こちらもとっても根気がいりますが、先にお伝えしたような「注意」をするよりも、親サイドとしても精神的な負担が少なめです。
ポジティブな言葉がけってやっぱり偉大ですよね。
自尊心を刺激する注意の方法
次は「『○○ちゃんならできる』とママは思うよ」という伝え方で念押しをする方法です。
ここでのポイントは、習い事の成果だけを褒めないようにすること。
少しでも進歩が見られた場合、その過程や行動をこまめに褒めてあげると効果的です。
「さっき先生がお話してた時、ちゃんと先生の方を見ていたね!」「列からはみ出さないで並べていたね。」など、習い事の出来ではなくて、行為や姿勢を褒めてみてください。
先にもお伝えしたように、年少の子供がふざけるのには、不安や恥ずかしい気持ちが根底にある場合があります。
「お母さんは見てくれていたんだな。」という、安心感にも繋がります。
先生から指導してもらう
お子さんに家で何十回注意しても聞いてくれなかったのに、幼稚園で一言注意されただけ直すことができた、という経験のある方、いらっしゃるのではないでしょうか。
子供と言えども、第三者に注意してもらうというのは効果抜群です。
そこで最後の手段になりますが・・・思い切って先生に指導をお願いしてみましょう!
このやり方、皆さんはどう思うでしょう。
「無責任なのでは?」「我が子のことなのに、人にお願いするなんて・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、さまざまなアプローチを試す1つの手段として、先生に指導をお願いしたり、ご意見を頂戴するのは主体的で責任ある行動です。
しかも、習い事の先生は、保護者とは違う視点を持ったその道のプロ。
先生からしてみれば、習い事でふざける子供は何人、何十人と見てきているはずです。
プロの意見をもらいながら、次の一手を考えましょう。
私がよく先生にお願いする時の言い方なのですが、「指導してください。」と直接お願いするのではなく、「うちの子がいつもふざけてしまい申し訳ありません。家で指導しているのですが、ご迷惑をおかけします。」とまずは話してみます。
この一言、言うと言わないとでは全然違います。
先生に「困っています」と一言伝えることで、自分の子供の「困りごと」が先生との共通事項になります。
あくまでも「相談」というスタンスを崩さず、家庭での指導方法をうかがってみましょう。
そして、さりげなく「先生からも一言ご指導いただいてもよろしいですか。」と伝えることができればバッチリです!
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
休会・退会するのも1つの解決策
習い事は幼稚園と違い、課外活動という位置づけになります。
つまり習い事は、何が何でも続けなければならない、というものではありません。
お子さんが習い事に興味を持てない場合や、指導が難しい場合には、習い事を休会したり一時退会するというのも1つの方法です。
ここで一時休止するというのは、決して「諦める」ということではありません。
無理に続けさせることで、お子さんが習い事を嫌いになってしまったら・・・
それこそ、本末転倒になってしまいます。
まだまだ伸びしろのある年少さんの子供は、これから1年、いや、何か月単位でハッキリと成長が感じられる場合があります。
一時的に休会or退会することで、子供の成長を待ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
「年少が習い事でふざけるのは行きたくないから?対処法も紹介!」と題してお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ふざける子供を見ると、「年少さんで習い事をさせるのは、まだ早かったかな・・・」と思われる方もいるかもしれません。
しかし、決してそんなことはありません。
習い事は成果を得るだけでなく、様々な気づきを与えてくれる場でもあります。
「ふざける」という行為も成長過程の1つですし、それに対処する機会を与えてくれたのも、習い事に親子でチャレンジしたから。
後から振り返れば、ほほえましい笑い話です。
大きくなった本人に話すと「そんなことしてないよ!」なんて照れながら言ってくれますよ。
ぜひ、記事を参考にして、周囲に相談しながら対処してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。