これから幼稚園の入園を控える保護者の中には、お子さんのお弁当メニューに「おにぎり」を考えている方も、多いのではないでしょうか?
おにぎりと言えば「ラップに包んで握る派」が多いと思います。
年少さんのお弁当箱には、おにぎりをラップに包んだまま入れても良いのでしょうか?
また、年少さんが食べやすいおにぎりの大きさや具は?
今回は「年少のお弁当おにぎりはラップに包んでOK?食べやすい大きさ具はどうする?」と題してお届けしていきます。
年少のお弁当おにぎりはラップに包んでOK?
家庭保育を終え、いよいよ幼稚園に入園!
親子ともども、ドキドキ、ワクワクの日々ですよね。
年少のお子さんをお持ちの方の中には、お弁当でのご飯の食べさせ方に、頭を悩ませている方も多いと思います。
実は、年少さんのお弁当には、おにぎりがぴったりなんです!
まずはその理由を、ご紹介していきますね。
年少さんにはおにぎりがぴったり!
私の子供は偏食がちで、特に白米を食べさせるのにとても苦労しました。
お弁当を作るにあたっても「白米を食べてくれるかな?」という不安は消えません。
しかしどういうわけか、ご飯を「おにぎり」にすると食べてくれるんです!
しかも、同じようなお子さんがとっても多い様子。
白米をおにぎりの形状にすると食べてくれる・・・これはなぜなのでしょうか?
手づかみで食べやすい
この春から年少さんになったお子さんの年齢は、3歳代がほとんど。
3歳代の子供はまだ手先の発達が十分ではありません。
そのため、お箸でご飯をつまんで食べるのは、年少さんにはちょっとハードルが高いようです。
「道具を使ってご飯を自力で食べること」が難しい年少さんには、手づかみの「おにぎり」がストレスなく食べられる、というわけですね。
また、お子さんの中には「手づかみ食べがあまり好きではない」という子もいます。
そんなお子さんでも、小さめおにぎりならフォークで刺して食べることができます。
こぼれにくい
お弁当用のおにぎりって、どちらかというと「しっかりめ」に握りますよね。
これは、手に持った時におにぎりが変形したり、崩れることのないようにするためです。
ご飯をお弁当箱に詰めただけだと、箸が上手に使えない年少さんが持ち上げた時、こぼれてしまいます。
その点、おにぎりは直接かぶりつくのでこぼれることがなく、最後まで上手に食べることができるんです。
こういった達成感も、年少さんにとっては嬉しいものですよね!
集中して食べられる
白米をスプーンや箸で食べると、どうしても時間がかかってしまうお子さんも多いのではないでしょうか?
特に、刺激の多い幼稚園では、お弁当の時間も周囲をキョロキョロ・・・
おにぎりであれば、道具を使わず直接口に運ぶので、集中力が途切れません。
また、小さ目のおにぎりなら一個食べるごとに達成感を得ることができます。
以上のような理由から、年少さんのお弁当におにぎりがぴったりだと分かりました。
では続いて、おにぎりをどのようにお弁当に持たせるのが適切か、考えていきたいと思います!
ラップに包んで入れて良いの?
ここからは、おにぎりをお弁当箱に詰める時のことについて、お話していきますね。
ラップは外しておこう
おにぎりを作る時に、ラップを使う方も多いかと思います。
では、おにぎりをお弁当箱に詰めるとき、ラップに包んだまま入れても大丈夫なのでしょうか?
先にもお伝えしましたが、年少さんの中には手先が十分に器用には使えません。
そのため、ラップを外す際におにぎりを落としてしまうことがあるようです。
貴重なおにぎりがコロコロ・・・なんて、悲しすぎますよね!
また、調理に使うラップは、柔らかいため破れてしまうこともあるようです。
中にはラップを付けたまま上手に食べられるお子さんもいますが、万が一口にラップが入ってしまったら・・・
考えるだけで恐ろしいですね。
さらに、温かいご飯をラップに包んでおにぎりにして、そのままお弁当箱に入れると、ラップの内側に水滴ができてしまいます。
このラップの内側の水滴が、おにぎりが痛む原因になってしまうかも・・・
以上のような理由から、おにぎりをお弁当箱に詰める際には、ラップは外したほうが良さそうです。
おにぎりを詰める時の注意点!
ここまで、年少さんのお弁当におにぎりを入れる時はラップを外した方が良いと分かりました。
しかし、これだけでなく、おにぎりを詰める際にはいくつか注意点があるようです。
おにぎりを詰める際には、以下のことに気をつけるようにしましょう。
先にもお伝えしたように、おにぎりが冷める時の湯気が、痛みの原因になってしまいます。
おにぎりをラップに包んで握った後は、よく冷ましてからお弁当箱に詰め、蓋をするようにしましょう。
また、お弁当を詰める際の衛生面が気になる場合には、箸を使って詰めると直接手がおにぎりに触れず、安心です。
年少さん用の小さめおにぎりなら、問題なく箸で詰めることができそうですよね。
おにぎりの下にカップを敷くと取り出しやすい!
ラップをはずしてお弁当箱に詰めると、底部分にご飯がくっついていまう場合があります。
また、他のおかずのタレなどがおにぎりに付いてしまう場合も・・・
筆者も最近「これは便利!」と知った方法なのですが・・・
おにぎり自体をペーパーカップなどにのせて詰めるのもおすすめです。
この方法なら、小さな手でもおにぎりが取り出しやすくて安心ですよ。
食べやすい大きさ具はどうする?
ここまで、年少さんのお弁当におにぎりを入れるメリットや、ラップで包んで良いのかをみてきました。
ここからは年少さんが実際に持っていくおにぎりの大きさや具についてご紹介していきます。
年少さんが食べやすいおにぎりの大きさは?
年少さんが食べやすいおにぎりの大きさは、一口または二口で食べきれることができるサイズが理想的です。
普段の家での食事風景をよく観察して、お子さんの一口のサイズをリサーチしておくと良いでしょう。
また、力加減が上手でない年少さんは、力を込めすぎておにぎりが崩れてしまう場合があります。
おにぎりを握る際には、力をかけてややしっかりめに握るようにしましょう。
とは言え、一口分のおにぎりを作るのって意外と難しいですよね・・・
米が手についてポロポロ崩れてしまうこともあります。
そんな方におすすめな、一口サイズのおにぎりの作り方を、次からにご紹介していきます。
スティック状にしてから小分けにする
まずは、特に新しい道具を使わず、一口大のおにぎりを作る方法をご紹介しますね。
手順は以下のようになります。
- ご飯をラップで棒状にする
- 棒状のごはんを、お子さんの口の大きさに合わせて小分けにする
これだけです!
離乳食の手づかみ食べで、このおにぎりの作り方をしていた方もいるのではないでしょうか?
とっても簡単でおすすめですよ!
いくつも量産して、ふりかけで色付けすると、目にも楽しくなりそうです。
100均のグッズを使う
また、100均に売っているおにぎりグッズ使って、一口分の大きさのおにぎりを作る方法もあります。
ご飯を詰めてコロコロ振るだけで、かわいいサイズの一口おにぎりがいくつも完成!
とっても手際良くできるので、「朝はとにかく忙しい!」という方にぴったりのツールになります。
具はどうする?
ここまでおにぎりの形状や詰め方についてご紹介してきましたが、おにぎりの具はどうしたら良いのでしょうか?
ここからは、「年少さんのおにぎりにおすすめなおにぎりの具」についてご紹介していきます。
混ぜ込みタイプがおすすめ
年少さんのおにぎりは、一口タイプが良いと先にお伝えしました。
一口タイプのおにぎりの具・・・入れるのはかなり困難ですよね。
私のおすすめは混ぜ込みタイプのおにぎりです!
ふりかけを混ぜ込めば、いろどりも華やかになります。
また、わざわざ混ぜ込み系のふりかけを買わなくても、「混ぜ込み」をすることもできますよ。
私の子供は青系野菜が苦手な方でしたので、「野沢菜ちりめん」などを混ぜ込んでおにぎりにしていました!
鮭フレークなどを使えば、ご飯全体がピンクの色味になり、鮮やかにでとってもきれいです。
また、コーンやお豆の炊き込みご飯など、お子さんが好きな炊き込みご飯をおにぎりにするというアイディアもあります。
お弁当のおにぎりは、普段の家でのご飯の延長であることが大切。
ママの味を幼稚園で味わうことで、ちょっと安心してくれたら嬉しいですね。
おにぎりを作る時の注意点は?
年少さん向けおにぎりを作る際の注意点・・・
それはずばり、「海苔」になります!
私たち大人が当たり前のようにおにぎりに巻いている「海苔」ですが、実は子供にとってはこの海苔が邪魔になってしまう場合があります。
上手に噛み切れず剥がれてしまったり・・・そんなことでも年少さんてイライラしちゃいます。
上手に飲み込めないお子さんもいますので、海苔には特に注意が必要です。
おにぎりに海苔を使う場合には、海苔パンチがおすすめです!
ぐるりとおにぎりを包むのではなく、海苔パンチで切り抜いた海苔をおにぎりに乗せる感じです。
かわいい顔やネコの模様を簡単にデコレーションできて、お子さんのテンションも上がること間違いなし!
こちらも100均で手に入りますので、活用してみてくださいね。
まとめ
「年少のお弁当おにぎりはラップに包んでOK?食べやすい大きさ具はどうする?」と題してお届けしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
年少さんのお弁当には、おにぎりがぴったり!
ラップは念のため、外して入れることをおすすめします。
また、年少さんが食べやすいおにぎりの大きさは一口または二口大が良いでしょう。
大きさからも、具をご飯で包むのは現実的ではありません。
ご飯に混ぜ込むことタイプがおすすめです。
こんなグッズもとても便利ですよ♪
年少さんにとってお弁当は、ママとの大切なコミュニケーションツール。
毎日作るとなると大変ですが、幼稚園で頑張っている我が子のことを考えて、おにぎりを作る時間もまた幸せな時間ですね。
記事が年少さんのお弁当作りの参考になれば幸いです。